私たちが望むこと


2018年12月18日

 私たちは5人で労働組合を立ち上げました。

立ち上げのきっかけは、「会計年度任用職員制度」です。2020年にはじまるにも関わらず不透明な部分が多く、不安に感じたことが原動力となりました。

 同日、人事当局に要求書を提出しました。

要求の内容は、「会計年度任用職員制度に関する基本的要求」と「同一労働同一賃金・均等待遇の実現と抜本的な処遇改善に関する基本要求」に関する22項目でした。

 私たちが望んできたことは、シンプルです。

より働きやすく、より長く働けるような職場にしてほしい、これだけです。

私たちは、非正規職員ですが、誰もが宇治市役所のために懸命に働いています。

もちろん、多かれ少なかれ、本人にもその自負があることと思います。

実際、正規職員が数年で異動になる分、一部の業務については私たち非正規職員の経験に頼って仕事をしている、そういう職場があることも耳にしています。

人によっては、もっとも至近距離でそれを体感していることでしょう。

私たちはただ、仕事に対する自負を搾取しないでほしい、これまでの経験を一方的になかったことにしないでほしい、頑張りを評価してほしい、そう感じています。

 みなさまの中には、ご家族、特に小さなお子さまをお持ちの方もいらっしゃるのではないですか

小学校にあがっても、しばらくは手がかかると聞きます

お子様のある組合員からは、どうしても休まないといけない、でも、もう年休がない、そんな悲鳴も聞こえてきます。

例えば、あの子は正規職員の子どもだから、すぐに迎えに来られて、あの子は非正規職員の子どもだから、すぐに迎えに来られないというのは、どう納得すればいいのでしょうか。

確かに、働く時間は短いですが、同じ人間です。正規職員と非正規職員で有給の量や種類に差があるのは、腑に落ちません

 私たちが望んでいることは、同じように働いている人同士で、待遇の差をつけないでほしいというだけだと思います。


2019年6月2日

現在、宇治市役所には非正規職員を対象にした労働組合が7つ、存在しています。

その多くが会計年度任用職員制度に関心を示しており、改悪に利用される可能性に危機感を持っています。

改悪されないために、7つの労組に加え宇治市職員労働組合を加えた8つの労働組合で、会計年度任用職員制度に関する統一要求を提出しました。

すでに多くの自治体で、現状以下の待遇での雇い直しや、雇用のための試験の実施(すでに雇われていても対象です)、これまでの経験年数の破棄などが、当局主体で行われています。

宇治市当局はそうはされないだろうと、私たちにも一定の信頼がありますが、現状、どのような制度とするのか、具体的には示されていません。

もしも、改悪されていたら? 施工されたあとでは、やり直しも見直しも、すごく大きな壁となってしまいます。

だからこそ、労使間の誠実な交渉を望める今、しっかりと、見る、見届けることがすごく大事なのです。

 この間にも、組合員は徐々に人数を増え、現在は10人を超えました。


2019年7月

 生活支援課へ要求書を提出しました。

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